こんにちは。
今回、ASCIIやITMediaなどで記事を書かれている、山根博士からTECNO Phantom V Flip 5Gをお借りさせて頂くことになりましたので、レビューをしていきます。
端末を貸してくださった山根博士、本当にありがとうございます。
↓山根博士のX(旧Twitter)アカウント
スペック表
SoC | MediaTek Dimensity 8050 |
ディスプレイ | メインディスプレイ:6.9inch 10~120Hz ・サンプリングレート:360Hz サブディスプレイ:1.32inch 60Hz ・サンプリングレート:120Hz |
リアカメラ | 広角:64MP 81.5° 超広角:13MP 120° |
インカメラ | 32MP 82.5° |
RAM/ROM | 8GB/256GB |
バッテリー | 4000mAh 45W |
OS | HiOS13.5 Flip(Android13) |
実際そうかは不明ですが公式のスペック表から、イメージセンサーは広角がIMX686かIMX682、超広角がOV13B10、インカメラがISOCELL GD1かGD2を使用していると思われます。
OSには実質Phantom V Flip専用のHiOS13.5 Flipがインストールされています。
本体色はMystic Dawn(紫)とIconic Black(黒)
TECNOのPhantomシリーズあるあるなんですが、本体容量が大体1種類しかないので購入後に後悔のしようがないというのは良いですね。
生体認証は電源ボタン統合の指紋認証と、顔認証の二種類あります。
外観・重量
Iconic Blackの本体背面はレザー素材で、縫い目のような模様があしらわれています。かなり質感が良いです。
横幅はNokia Lumia1020とほぼ同じサイズでした。縦幅はPhantom X2 Proより若干大きく、Z Fold3より1cmほど大きかったです。
畳んだ時の厚みは15.5mmでした。最新の縦折りスマホだと普通サイズ程度だと思います。
重量は196gでした。私がメインで使っているPhantom X2 Proなどより軽いので、良いと思います。
サブディスプレイ
サブディスプレイの純正の壁紙は22種類もあります。これらのほかに、自分で写真を選択してカスタマイズできるものもあります。
さらに、五種類のペットをサブディスプレイに表示させるものもあります。通知が来た時などに、それ用の表示がされたりするみたいです。
他には、一般的なスマートウォッチにあるようなウィジェットが搭載されています。
サブディスプレイやカメラのデザインから、音楽を再生したらレコードみたいな見た目になってよいのでは!?と思ってましたが、思い通り表示できました。
ちなみに、プリインストールされていたVisha Playerという音楽アプリでは表示できなかったので、ジャケットが表示できるかはアプリによるみたいです。
これができるだけで最高ですね。
メインディスプレイ
折り目は同社のPhantom V Foldより目立ちます。ですが、流石にGalaxy Z Fold3よりは目立たないので、フィルムが浮いてくるという心配はあまり無いと思います。
ちなみに、TECNOのスマホによく搭載されるインカメフラッシュはV Flipにも搭載されています。リアカメラで自撮りする機会が多そうではありますが、通常のインカメを使うときに便利なので嬉しいですね。
ヒンジの固定角度は30°~150°くらいで、かなりしっかり固定されます。これ以外の角度だと、自重で閉じていきます。ただ、横方向にヒンジが少し遊びがある気がするので、若干の怖さがあります。
バッテリー
4000mAhと、縦折りスマホの平均的な容量です。しかし、Dimensity8050の消費電力が低いからなのか、思いのほかバッテリー持ちは良いです。SNSやブラウジングなどの一般的な使い方で1日以上は持ちそうです。
カメラ
最大で10倍のデジタルズームが可能です。しかし、2倍などの光学望遠が無いので、他のPhantomシリーズと比べると粗く見えます。さらに、イメージセンサーの性能が影響しているのか、他のPhantomシリーズよりHDRの性能が低いように感じます。
とはいえ、リアカメラで自撮りをする時などは、横折りのV Foldなどと比べて格段に撮りやすいので非常に良いです。また、サブディスプレイも小さすぎず、確認しやすいのでかなり良いと思います。
また、搭載されているリングライトの性能が非常に高く、このライトを照らすだけで、一般的な道の端から端までを照らすことができます。
同じPhantomシリーズでも、ここまで広く照らすことができるのは今までなかったので、とても気に入っています。
TECNOあるあるとして、HiOSのバージョンによる違いでカメラ機能が大きく異なる(Proモードが無いなど)というものがあります。このV Flipも例外でなく、カメラのモードを一覧から選択する時に上の画像の赤丸のアイコンを選択し一覧表示させる必要があります。通常のHiOSではAI CAMと書かれている辺りから上にスワイプさせることで表示させることができます(HiOS13Foldでも同様)。いつもTECNOのスマホを使っている人は一瞬混乱するかもしれませんので、注意が必要です。
広角2~3倍までは十分綺麗に撮影できます。10倍はさすがに粗いですが…
光学望遠が無いに頑張っていると思います。
リアカメラを利用した自撮りは、広角が64MPのセンサーを積んでいることもあって、非常に高精細に撮ることができます。やはり、横折りの端末と比較しても撮りやすいのでいいですね。
作例
まとめ
- 良い点
- デザイン
- 割と長いバッテリー持ち
- 質感のよい背面
- 高い性能のライト
- 安い価格(9万円ほど)
- 10万以下の縦折りスマホにしては大きなサブディスプレイ
- 悪い点
- 若干ヒンジが横方向にたわむ
- 望遠性能が低め
- SoCのスペックがミドルレンジ程度
望遠を除いてカメラ性能も申し分なく、個人的にデザインがかなり気に入っています。開いたときにLive壁紙が動くので高級感がすごいです。
特筆してすごいスペックというわけではありませんが、TECNO初の縦折りスマホにしてはとても完成度が高く、普通にメイン機運用しても問題は無いと思います。
値段も手ごろですし、同価格帯のrazr40などと比べてもサブディスプレイのサイズが大きいので、デザインが気に入ったという方は購入してみても良いかもしれません。
個人的に、思っていた以上に出来が良く、デザインもかなり好みなので買いたくなってきてしまいましたw